【仏事作法解説】お経本を大切に扱う作法(浄土真宗本願寺派)

【仏事作法ワンポイント解説】ということで、仏事や作法について知っておきたいことや、いまさら聞きづらいことなどを、簡単にご紹介しています。

今回は、お経本を大切に扱う作法についてです。

日々、お経や正信偈をおとなえされる時や、お寺のご法座などに行かれた時など、お経本を使う時があるかと思います。

お経本は、大切な言葉が記されていて、私たちが日々心豊かに生きていく依りどころとなるものです。ですので、大切に取り扱います。

お経本を大切に扱う作法のポイントは二つあります。それを簡単にご紹介します。作法が身について、安心した心持ちでお参りをするような縁となれば幸いです。

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◆お経本を大切に扱う作法

お経本を大切に扱う作法のポイントの一つ目は、床に直接置かないということです。

お経本は、足が直接触れる床や畳の上に直接置くのではなく、経卓(きょうじょく)の上や、机の上などに置く習慣をつけるといいかと思います。

また、お念珠や式章も大切なものですので、お経本と同様、床や畳の上に直接置かないように致しましょう。

もし、お経本などを床の上しか置けないような場合は、敷物などを敷いて、その上に置くように致しましょう。

お経本を大切に扱う作法のポイントの二つ目は、お経本を開く際や閉じる際に、額のところで押し頂きます。これも、お経本を大切に扱うという行為の現れです。

お経本を開く前に、お経本を両手で持ち、額のあたりで押し頂き、その後、お経本を開きます。

また、お経本を閉じる際も、閉じてからお経本を額のあたりで押し頂きます。

以上が、お経本を大切に扱う作法となります。ご参考になさってみてください。


合掌
福岡県糟屋郡 信行寺(浄土真宗本願寺派)
神崎修生

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◇参照文献:
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