宗派:浄土真宗本願寺派
本山:西本願寺、築地本願寺
本尊:阿弥陀如来
宗祖:親鸞聖人
開基:1610年代
住職:第19世 釋由生
仏様や仏法をよりどころとして、
ご縁のある方々が癒され、
生きる喜びや楽しさを感じるお寺でありたい。
悲しみや孤独が癒されるお寺でありたい
信行寺では、傾聴の心を大切にし、ご葬儀やご法事をお勤めしています。お盆やお彼岸には追悼法要を開催するなど、悲しみや孤独が癒されるお寺づくりに取り組んでいます。
生きる意味や喜びを感じるお寺でありたい
信行寺では、真宗講座や終活講座などを開催し、仏教に出遇う場や、人生を見つめる機会を提供し、生まれてきて良かった、生きてきて良かったと、人生を喜べるきっかけとなるようなお寺づくりに取り組んでいます。
人と人とのつながりの中で、楽しさを感じるお寺でありたい
信行寺では、仏様の教えをもとに、多様性を受け容れ、互いに尊重し合うという価値観を大切にしています。信行寺に集う方々が、互いに思いやり、支え合うようなあたたかな関係性の中で、人とのつながりや、楽しさが感じられるお寺づくりに取り組んでいます。
仏様に手を合わせることや、年齢・学校の違う友達との触れ合いを通して、お子様の豊かな心と社会性を育む取り組みです。
時代を超え、多くの人々を魅了してきた名著『歎異抄』を拝読し、人生の意味を味わい、生きる喜びや、感謝の心を深めていきます。
様々な業界の方をゲストにお招きし、死後事務、相続、葬儀、納骨、終末期医療など、多様な角度から終活について学びを深めていきます。
慌ただしい日々の中に、少し立ち止まって自らを見つめ、大切なものに気付いていく、大人向けの仏教体験・お寺体験の場です。
信行寺では、抱えた感情を吐露していただけるような傾聴・グリーフケアの機会を設けております。気持ちを吐き出したい、話を聞いてほしいという方などは、ご活用ください。
「心豊かに、イキイキと生きる」ことをテーマにした、信行寺有志の会です。「学び・楽しみ・交流」の場づくりを通して、「生きがい、支え合い、法友との出会い」などが生まれるサンガを目指しています。
信行寺の第一世は、上杉四天王として名高い、甘粕近江守景持の子、甘粕三郎信連と伝承されています。景持は、上杉謙信の重臣として、川中島の戦いで直江兼続とともに武田軍を退けた名将と言われます。その三男である信連は、その後豊臣家に仕えました。
江戸時代初期、豊臣と徳川との争乱の中、信連は密命を帯び、家来20数名と島津家に向かう道中、黒田藩に捕えられました。釈放後、信連は京都本願寺において得度をし、第十二代門主の准如上人の許可を得て、宇美村柳原の地に青葉山信行寺を建立し、名を了山と改めました。信行寺の開基は、1610年代と伝わっています。
現宇美町神武原1丁目にある観音堂が、この信行寺であると伝承されています。宇美1丁目の現在地に移転するまで、青葉山信行寺として存立し、その後は観音堂として、柳原住民の方々によって代々護り継がれてきました。
移転の際、本尊阿弥陀如来が、「私はこの地にとどまり、皆の苦を永遠に取り除こう。ここに私は座り動くことはない」と言い、座像となってとどまったとの伝承があります。現在も、阿弥陀如来坐像を中尊に、観音菩薩像と勢至菩薩像が両脇に安置されています。
観音堂では、毎年7月17日にお祭りが行われています。これは、地域の大切な行事として、柳原住民により昔から現在まで受け継がれているものです。昭和12年(1937年)には、観音堂の再々建の工事が行われ、現在に至っています。
江戸時代に、信行寺は現在の地に移転しました。移転は、井野の富豪、世利伊之吉によるところが多かったとの伝承があります。二千坪の敷地に、本堂、鐘楼、鼓楼、三重塔、山門等、壮麗な寺院が建立され、筑前の名所となったとの記述が残されています。しかしその後、火災にあい全焼したと言います。
信行寺からは、浄土真宗本願寺派の高僧と名高い、南溪和上が出ています。南溪は、子どもの頃より文武両道にずば抜けた才能を持ち、剣では神道無念流、小野一刀流に学び、学問では現在の修猷館高校と東京大学に学んだと言います。
西本願寺に入ってからは、真宗学、天台学、華厳学を学び、仏教学者となりました。その後、西本願寺を代表し、他宗との論難に応じ、宗内では多数講義を行い、真宗学の研鑽に勤めました。1855年には、本願寺派の最高学位である勧学を授けられ、1864には破格の圓成院の院号を授与されました。
著書に、『本典講録20巻』、『角毛偶語5巻』等多数。筑前学派の師と仰がれる。大分県玖珠町満福寺住職。
現在、第19世住職、坊守と、若院、若坊守のもと、ご縁のある方々に支えられ、寺院を運営しています。平成13年(2001年)には納骨堂・会館等再建工事が行われ、平成29年(2017年)には、駐車場増築工事が行われました。平成30年(2018年)には、開基400年記念法要を営みました。
行事では、各種法要や講座、子ども会などを積極的に行い、憩いの場を提供しています。また、開基400年記念寺業として、『勤行意訳本』(お経の意訳本)を編纂するなど、分かりやすく、おこなって良かったと思っていただける仏事作りに取り組んでいます。
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