福岡では、もうじきお盆がやってきます。先に往かれた方への想いは、関係性や別れ方、過ぎた年月によってもまちまちです。ただ、大切な方との別れは、生き方や価値観が変わるような大きな出来事でしょう。それは、人生の一大事という言葉でたとえられる程のことです。

別れの悲しみによって、私たちはその方の存在の大きさに改めて気付かされます。想いをかけてくれていたこと、見守ってくれていたこと、ただただ生きていてくれたこと。失った時に、そのどれもが自分にとって大切なことで、自分を成り立たせてくれていたのだと気付かされることがあります。

また後悔の思いは、私たちに一瞬一瞬を大切に生きる重要さを教えます。後悔のない別れは少ない、後悔先に立たずとも言いますが、今この一瞬が二度とくることのない、かけがえのない今であることに気付かされます。当たり前にあった日々は当たり前ではなかった。大切な方との別れは、そうした人生の理(ことわり)を私たちに思い起こさせるのです。

一つ確かなことは、大切な方との思い出は色褪せることなく、苦しみや悲しみ、孤独を感じるような時も、私たちの心を温め励まし続けてくださることでしょう。今頃、お浄土から見護ってくださっているでしょうか。

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最後までご覧いただきありがとうございます。合掌
福岡県糟屋郡宇美町 信行寺(浄土真宗本願寺派)
神崎修生
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